2009/08/20 前途は厳しい

名古屋とのホームゲームは0-2の完敗でした。

名古屋はこのところ調子を落としており、勝ち点差6しかないチームなので、勝てば残留争いに引きずり込むことのできる相手でした。しかし、そんな相手に勝てるチャンスを作ることなく終わっては、試合後のサポのブーイングは当然でしょう。

ブーイングの大半はシュートチャンスにパスばかり選択した攻撃陣と相手ケネディのポストプレーとは比べようもない役割しか果たせなかったCFWへの不満と思われます。江尻は選手のプレー振りを「かばうことはできない」と批判していますが、出場した選手は精一杯頑張ったと思います。ただ、現状の能力がその程度の選手に過ぎないということでしょう。精神論では片付けられません。そもそもそんな選手を選んだ責任を忘れてはいないでしょうか。前の試合で疲れきった選手をさらに酷使し、疲れのないはずの選手が動かず、ミスを重ねるのを手をこまねいて見ていました。また、前線でボールをコントロールできる選手がいないと、攻撃の形を作れないのは今に始まったことではないのに、その役割を果たせるミシェウの投入は遅れました。

次の大宮戦の救いはネットが出場停止明けで前線に入ることです。ネットを中心にチームを動かすことが現状では唯一の生き残り策と思われます。疲れは溜まっているでしょうが、谷澤、深井らが走り回れば、勝機は見出せるはずです。これまでの行きがかりを捨て、チームの顔だからとか、キャプテンだからとか、チーム生え抜きだからとか、そういったことには拘らず、今勝つのに真に必要な人選を行うことが不可欠です。